カスタムへぶっ飛ぶ!
コンテナを積む
装着図 なんじゃそりゃ?と思った人、まだ超ロングツーへ出ていない?
バイクでのツーリング、特に、北海道ツーなど、ロングの場合、そのパッキングテクには色々ある。オレは日本一周の時にはコンテナを選択した。
それも、ただコンテナを積むだけではなく、バイクに装着し、ゴムヒモを外さなくてもフタを開閉出来るようにした優れモノだ。
なぜかって?
う〜ん、ロングツーを経験した人は分かると思うが、まず雨。これがくせ者で、雨が降ると荷物をカバーで覆い、晴れると外し、で、タオルなどの出し入れでネットを外し、また装着し・・・、とカナーリ面倒となる。3日程度のツーリングなら我慢できるが、1週間を越すとネ。
それと、盗難の問題。
昔、北海道ツーでタンクバッグの盗難が酷かった時代がある。その後、タンクバッグにワイヤーロックを掛ける風習が一般化したのだ。それと同じく、後ろに積んでいる荷物だって、盗難の危険はある。

キャンプ場ではバイクが近くにあるからいいのだが、問題は日帰り湯。着替えのみを持ってバイクを小一時間離れている間に荷物を荒らされる場合があるのだ。

それらを考えると、コンテナを選択するのがベストなんだ。

コンテナのサイズは45×45×50くらい。もっとデカくてもイイのだが、オレのバイクはシーシーバーが付いているので、タンデムシートに装着するとなると、サイズは限定される。
横に広く積むって手もあるが、その場合、ミラーが見えなくなるのでイヤだった。
取り付け部

取り付けるとこうなる。
まず、どうやって固定するか。
オレはシーシーバーに固定することとした。
コンテナ後ろ側に10φくらいのボルト穴を開け、そこにロングボルトを通す。

その時に、ボルト頭側にまずナット、そしてシーシーバーへの固定用の平ステー入れておく。
ボルトをコンテナ外側から挿入し、内側はナットで固定する。その場合、内側と外側にステーをかまし、内側はダブルナット、外側はシングルナットで固定する。そうすると、ボルトを回しても内側のダブルナットは絶対外れない。ボルト回せばコンテナ外れるなんて、それじゃあ、盗まれるぜ。

おまけとして、ボルトの片側に40cmくらいの長さの両端輪留めワイヤーを入れておく。

で、この状態でタンデムシートへ載せ、ボルト頭側に挿入しておいたナットを締め、ステーをシーシーバーへ押しつければコンテナは固定される。
写真のは改造版で、純正のバックレストに合うように加工している。その前はハリケーンのシーシーバーだったので、今よりも上部にボルトを通し、固定用のステーは2枚入れ、その2枚でシーシーバーを挟む形にしていた。
盗難防止用ワイヤー それと、なぜ、ボルトにワイヤーを挿入しておいたか?サドルバッグにも盗難対策をしておいたのだが、それと同じでコンテナも本体ごと持っていかれると元も子もないので、コンテナのワイヤーをヘルメットホルダーへ掛けておく事によってコンテナ本体の盗難対策を施すことが出来るのだ。
ここまでしてりゃ、盗む気なんてなくなるよ。普通はね。

南京錠つけようぜ! それと、コンテナのフタにも鍵を付ける必要がある。
鍵穴の付いているコンテナもあるが、オレのにはついて無かった。で、穴を開けて、南京錠を掛けられるようにした。
左右両サイドに穴を開け、南京錠も2つ。
普段鍵を掛けていない時に南京錠を掛けておく穴も他に開けておくと便利だな。
ちなみに南京錠は双子タイプ。(1つの鍵で2つの南京錠)
フック類はこんな感じ。 で、あとは好みによってコンテナにフックを付ける。これは長めのボルトにナットを入れておき、それを外側から挿入し、挿入しておいたナットと内側のナットで挟めばできる。
ただ、これだけでは弱いので、内側に小さいステーをワッシャー代わりに入れておく事を勧める。

その他、Lステーなどをボルトで固定してもフックになる。
どれもホームセンターで調達できる。
コンテナ本体側だけでなく、フタの部分にもフックを付けておくと便利だ。オレはイスとテーブルを上部フタに積んでいる。
なぜって?
そうね、まず、長い間走って、キャンプ場の手前でビールを買って、で、サイトに着いた時に、すぐにテント設営なんてしたくないよね。そんなとき、イスとテーブルを出して、ビールで一息なんて、すっごくイイじゃん!オレは基本的にそんな感じだ。

それと、キャンプ場を去るときに、各自テントなどをしまって帰り支度をしている最中、昨日の夜の色々な残りや朝のコーヒーなどがテーブルに残ってるよね。もし、テーブルの出し入れが困難な場合、それらを片づけて、テーブルを積んでしまわないとダメになる。
でも、オレの場合は最後の最後、エンジンを掛けてからテーブルとイスを積んでも遅くないんだよね。だから、他の人も心おきなくテーブルにモノを載せたままで準備出来るってわけさ。

実際に装着するときは、コンテナ前側はどこにも固定されていないので、バイクのフックとコンテナのフックをゴムで固定することを勧める。

普通のコンテナを後ろに積むだけなら、ここまでやる必要はない。ただ、それだけじゃ、コンテナのメリットを最大限生かせない。どうせなら、盗難防止や、出し入れ自在なんて、挑戦してみないかい??